労働者です。

1人の労働者として、日々の雑観を下記散らかすブログ

介護離職もあるけど、離職の前に就職機会が減ってしまうこともある。

身近なところで高齢化社会を感じました。

ここ直近の1ヶ月、カウンセリング対応した方で「祖父母の介護に対応していたため、新卒時に就職活動ができませんでした。介護が落ち着いたので、現在就職活動を始めました。」という方に3名程出会いました。

(※前提として、若年層向けの就労支援の会社でキャリアカウンセラーを行っております。)

この仕事を初めて3年目になるが、1ヶ月で3名という確率で対応したのは初めて、介護の負担が大きくなっていることを感じました。

3名の個々の事情は違います。ご両親が共働きや片親だったりでどうしても本人が介護に対応する必要があったり、突然父親がケガをして動けない状態になってしまったり。。

家族親戚の中で、他に誰も対応できない場合、就職活動中の人間がかり出されることはよくあるのだろう、と思います。現在進行形で仕事に縛られているわけではないし、面接をガチガチにいれていない限り、時間をコントロールしやすいので、頼まれやすいといのもあるのかもしれません。

就職活動をする本人の中でも、自分の就業はもちろん大事であるが家族も本当に大事だと思います。仕事より家族は優先されるべきだとも思います。

ただ、介護などやむを得ない事情があったとしてもブランク期間が長くなってしまうことで就労の機会が減ってしまうことも事実ですし、未経験の場合25歳以下しか応募ができない求人もたくさんあるのも事実です。

「介護離職にどのように対応するか」という議論もあるが「そもそも介護によって就労経験をしないまま年齢を重ねてしまう」人たちも今後増えてくのだろうと思うと、どうすればいいのか、と思ってしまいました。

「社会が変わるべき」「こんなしくみを整えないといけない」というような大きな事は言えないのですが

家族を支えてきた優しい人間にも就労の機会が得られるように、今は自分の仕事(就労支援)を頑張っていきたいと思います。